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ISO 22000:2018とISO 22000:2005を比較した主な変更点

ISO 22000:2018は、すべてのISO規格の共通のISO上位構造 High Level Structure (HLS)を適用しています。ISO 22000:2018とISO 22000:2005における変更のいくつかは、HLS適用によるものであり、さらに食品安全マネジメント特有のものもあります。

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ISO 22000:2018は、2018年6月19日に発行された国際規格です。ISO 9001やISO 14001のような広く適用されているISO規格と同じく、上位構造 High Level Structure (HLS)を採用しているため、他のマネジメントシステムとの統合が容易になります。 すでにISO 22000:2005を適用している場合は、ISO 22000:2018のほとんどの要求事項がわかるでしょう。しかしながらISO 22000:2018への移行と適合のために準備しなければならないISO 22000:2005からの多くの変更点もあります。



ISO 22000:2018の主な変更点

考慮しなければならない主な変更点は以下に示します。
1) HLS適用による変更
• ビジネスの状況と利害関係者:ビジネスの状況の体系的な決定と監視のための新しい項目である箇条4.1「外部及び内部の課題」、箇条4.2「利害関係者のニーズと期待」が導入されました。これは、マネジメントシステムが意図した結果を達成するための能力に(潜在的に)影響を与える可能性のある要因を特定し理解するための要求事項です。
• 「リーダーシップ」及びマネジメントのコミットメントの重視の強化:箇条5.1に、マネジメントシステムの有効性について積極艇に関与し説明責任を果たすための要求事項が含まれました。
• リスクマネジメント:箇条6.1は、意図した成果を提供するためのマネジメントシステムの能力に(好ましい、好ましくなないに関わらず)影響しうるあらゆるリスクに取り組むための処置を決定し、考慮し、必要な場合に実施することを要求しています。 • 改善のための原動力としての目標及びパフォーマンスの評価の重視の強化:これらの変更は、箇条6.2と箇条9.1で確認することができます。
• コミュニケーションに関連する拡大された要求事項:箇条7.4に、何を、いつ、どのようにコミュニケーションを実施するかの決定を含む、コミュニケーションの「仕組み」についてさらに詳細に規定されました。
• 食品安全マニュアに対する要求はない:∸箇条7.5に記載されている文書化した情報が要求されています。文書化した情報が十分に保護されることを確実にするために管理されなければなりません(7.5.3参照)。文書化された手順を確立するための明確な要求事項はなくなりました。

2) ISO 22000及び食品安全マネジメント特有のその他の変更点
• PDCAサイクル:この規格で、同時に運用される2つの独立したPDCAサイクル(マネジメントシステムのPDCAサイクルとHACCP原則をカバーするPDCAサイクル)を明確にしています。
• 適用範囲に動物用食品(Anminal Food)が含まれることの明確化:人間が消費するための食品製造の原料でない動物(ペットなど)のための食品。飼料(Feed)は、食品製造の原料となる動物へ供給されることを意図しています。
• 定義に関する重要な変更点:「危害(Harm)」は、「健康に悪影響(adverse health effect)」に置き換えられています。「保証(asuurance)」の使用は、食品安全の保証に基づいた消費者と食品との関係に焦点が当てられています。
• 食品安全方針の伝達-箇条5.2.2:従業員による食品安全方針の理解を促進するために、経営層に明確に要求している。
• 食品安全マネジメントシステムの目標:食品安全マネジメントシステムの目標を確立することが箇条6.2.1でさらに規定されており、例えば、「顧客要求事項との整合」、「監視」及び「検証」が含まれています。
• 外部から提供されたプロセス、製品又はサービスの管理∸箇条7.1.6:この条項は、食品安全マネジメントシステム要求事項を満たすために、製品、プロセス及びサービスの供給者(アウトソースされたプロセスを含む)を管理し、関連する要求事項を適切に伝達する必要性について導入されています。
• さらに、ISO 22000:2018には、ISO 22000:2015と比較して、HACCPシステムに関連したいくつかの重要な変更点があります。





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